仕事を知る(技術系部門)
Technical&R&D
製品の製造、改良や量産設備の導入など、製造にかかわる様々な仕事をしますが、少量多品種の研究用材料の多い弊社では、日々新しい材料や技術に挑戦することが必要です。時にはお客様と技術的な課題について打ち合わせをすることや、新技術で特許出願を行うこともあります。
01PVD材料事業部
皆さんの身の回りにあるスマートフォンなどの家電製品に「薄膜」が使われていることはご存知ですか?PVD材料事業部では、薄膜の材料として使われる「スパッタリングターゲット」や「蒸着材料」などを作っています。製造方法は大きく分けて2つ。「溶解法」と「焼結法」。溶解法では真空溶解炉などを用いて高純度金属を溶解し、3、4、5元系などの様々な組成の合金を製造しています。焼結法では、金属や酸化物を焼き固めて緻密な焼結体を製造しています。また、製造だけでなく、お客様の要望に応じた形状や表面加工などの作業まで行います。

製品
製品金属ターゲット
- 高純度メタル(Al、Co、Cuなど)
- 高融点金属(Cr、Mo、Nb、Taなど)
- 磁性系合金(Co-Fe-B、Co-Pt、Fe-Ptなど)
無機化合物ターゲット
- 酸化物系(Al₂0₃、MgO、SiO₂、ITO、PZTなど)
- 炭化物系(SiC、B₄C、WCなど)
- 窒化物、フッ化物、リン化物、セレン化物
02CVD材料事業部
薄膜材料の中で、気相化学反応を用いた薄膜形成法(CVD法)の材料を、揮発・熱分解を利用して薄膜形成を行う方法(CSD法)の材料をCSD材料と言います。弊社の特徴は、自社内で世界初から合成することができ、原料・精製、溶媒選定やシリンダーなどへの容器充填、分析評価まで一貫して生産することができます。基礎研究開発から量産までの経験が豊富で、国内外の半導体メーカーにも採用されている厳重管理体制が評価されています。

製品
CVD材料
- 無機膜形成用材料(TEOS、TMB、TMP、TEB、TMOP、TEOP)
- ALD用材料(3DMAS、TDMAH、TEMAZ、Taimata®、ハロゲン化物)
- 高・強誘電体 電極形成材料(PET、HTBなど)、アルコキシド
CSD材料
- MODコート材料、ゾルゲルタイプコート材料
03ファインマテリアル事業部
最先端の物性研究の要となる、各種機能化合物、金属の有機化合物などを合成しています。化合物の種類は元素とアイデアの組み合わせで無限に存在します。中には大気中では扱いが難しいものもありますが、それらを製造するための我々の技術があります。特に弊社が保有している複合酸化物はファインセラミックス材料の一つで特別に調整された条件で製造されており、おもにリチウムイオン電池や誘電体などの材料として使われています。少量から量産まで、柔軟に対応し幅広いお客様に適した製品を提供しています。

製品
金属
- 単体金属、合金の粉末
無機化合物
- 酸化物、水酸化物、複合酸化物、セレン化物、ハロゲン化物、硫酸塩、炭酸塩、硝酸塩
04先端材料研究部
先端材料研究部では、新しい材料の研究開発をおこなっております。会社独自で研究開発することもあれば、大学や企業との共同研究に参画することもあり、一人一人が異なった研究テーマで開発業務に取り組んでいます。専門性と幅広さが必要ですが、新しい材料が世の中で使われる楽しさもあります。
主な業務内容
- ニーズの把握、情報収集
- 材料研究及び実験、評価、特許調査
05分析・品質保証
品質保証や新材料開発を行うために必要な分析評価をしています。主な分析作業は温湿度管理や除塵設備を備えた分析専用棟にて行い、高精度分析の際にはクリーンルームとクリーンブースにて、環境から混入する不純物を更に抑制するとともに、誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)や誘導結合プラズマ発光分光分析装置(ICP-OES)等、様々な分析機器を用いて行っています。
主な業務内容
- 試料中に含まれる金属元素の含有量や微量不純物分析
- X線回折装置を用いた結晶構造解析などの製品の評価及び検査