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数多くの特殊合金製造を可能にする溶解技術

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数多くの特殊合金製造を可能にする溶解技術

溶解とは?

溶解とはアルミニウムや鉄といった金属材料を高温で溶かして合金を作る技術です。弊社では大気溶解、真空溶解、アーク溶解、プラズマ溶解といった溶解技術で、不純物の少ない高品位な合金を製造しています。2種類の金属が混ざり合った2元系合金だけでなく、長年のノウハウをもとに3元、4元、5元といった特殊合金のニーズに対応しております。

溶解法紹介

・真空溶解

弊社では真空誘導溶解炉を使用し、真空雰囲気中で金属を溶解・鋳造します。コイルに高周波電流を流すと、ルツボ内に仕込んだ材料自体が誘導され、発熱し溶解します。クリーンで低酸素、低窒素の金属を得ることができます。コイルは傾動でき、鋳型に鋳造出来る仕組みです。1kg~50kg(鉄換算)の溶解が可能な真空溶解炉を揃えており、研究開発用途の少量スポット品から商品化後の大量生産ライン品まで、お客様のニーズに対応しております。

製品例:Fe、Ni、Co、Al その他合金各種

・アーク溶解

不活性ガス雰囲気中で、タングステン電極(負極)と冷却されたハース(正極)に仕込んだ材料間でアーク放電させ、溶解を行う方法です。高融点、または活性な金属・合金の溶解が出来ます。

製品例:Ti、V、希土類その他合金各種

・アトマイズ法

不活性ガス雰囲気中で、コイルを用いた高周波誘導加熱により均一に撹拌溶解した金属を、ガス圧により噴霧して粉末化し、固体を粉砕することなく、直接粉体を得る事が出来る方法です。急冷凝固させるため、形状は丸く、また偏析の少ない製品を得る事が出来ます。また、不活性ガスを用いて製造する為、低酸素品や活性の高い金属の製造をする事が出来ます。

弊社では、最大20kg(鉄換算)まで製造できる装置から、少量を製造する小型装置までを備えており、平均粒径10~20μm程度の粉末作製が出来ます。

製品例:Ag系、Ti系ロウ材、Al・Al系合金、Cu・Cu系合金、Au・Au系合金、Sn・Sn系合金、In・In系合金、Zn・Zn系合金

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