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コーヒーブレイク  ~カラフルな分析作業~

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コーヒーブレイク  ~カラフルな分析作業~

分析課では、自社製品の品質を保証するため、種々の分析を行っています。

その中の一つ、ICP-OESという分析装置での測定にまつわるちょっと軽めのお話を。

この装置では、試料中の各種元素の濃度を測定することが出来ます。

社内の各現場から、種々の分析サンプルが集まってきますが、それらは塊や粉末など形状は色々ですが、殆どが固体です。
ICP-OESは溶液を測定する装置なので、固体を液体にする必要があり、これを前処理と呼んでいます。

様々なサンプルの性質を見極め、最適な試薬を用いて分解し、溶液化するのですが、この出来上がった溶液がものによってはとてもきれいな色なのです(受託サービスの分析のページに写真が載っています)。元素固有の色があり、複合元素になるとまた違った色にもなります。もちろん無色透明なものもあるのですが、色とりどりのサンプル溶液が入った試験管がずらっと並んでいる様についうっとりしてしまったり。

この溶液をICP-OES装置に導入すると、アルゴンプラズマ中で元素固有の発光線が出ます。ここでもまた、元素によってはプラズマにきれいな色がつくものがあり、仕事中のちょっとした楽しみになっています。

このように種々の色を楽しんだり出来るのも、当社の取扱製品がいかに多品種であるかという事を表している一例だと思います。
以上、ちょっと軽めのお話でした。

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