アンプル入り製品の開け方・取り扱い方法
弊社では品質保持のために、アンプル入りで供給をしている製品がございます。アンプルはガラス製で、開封方法や取り扱い方法には十分お気をつけください。ここには、一般的なアンプル入り製品のお取り扱い方法について掲載いたしました。これら製品の取り扱い時にご参考いただけますよう、お願いいたします。
アンプルの開封方法は、アルコキシドの方法に準じます。必要に応じ防毒マスクなどの保護具を使用してください。
多くの試薬、溶媒と反応し、激しく発熱することがありますのでご注意ください。
使い残したハロゲン化物はドラフト中で大量の水に少しずつ加えて分解するなどの方法で処理し、使い残しをアンプルに再封入したり、瓶に栓をして蓄えることは絶対に行わないでください。内圧上昇により容器が爆発する事があります。
金属アルキルアミドも不活性ガス中で扱う必要があります。ジメチルアミド化合物は、分解して生じるジメチルアミンがガス状のため、使い残しは分解処分をしてください。
主として品質保持のためアンプル入りで供給される薬品、金属dpm塩、Ru(EtCp)2等は大気中でほぼ安定ですが、品質劣化を防ぐため、アンプル入りで供給することがあります。
弊社では、有機金属化合物など様々な商品にてアンプルを使用してご提供しています。
少量からオンラインストアでも販売しております。掲載していない商品でもカスタム対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
A.アルコキシドの取り扱いについて
アルコキシドは大気中の水分、酸素により品質が劣化します。以下の点に注意された上でお取り扱いくださいますようお願いいたします。お届けする包装形態と保管
- アルコキシドはガラスアンプルに封入された形態でお手元に届きます。この形態は品質保持のために最適でほかの方法では徐々に品質が劣化します。
- アルコキシドの中には温度、光に敏感なものがあります。未開封であっても、ラベルに冷暗所保管、遮光などの表示のあるものはこれらの条件を守っていただきますようお願いいたします。
アンプルの開封と内容物の取り扱い方法等
【アンプルの開封】
アンプルの熔封部の少し下にヤスリ、またはガラス切りで傷を付け、赤熱したガラス小球を傷にあててひびを入れ、アンプルを開封してください。(図参照)【内容物の取り扱い】
アルコキシドの扱いは固体液体を問わず乾燥した不活性ガス中での取り扱いが原則です。基本的には、グローブボックス中での取り扱いを推奨いたします。グローブボックスのような装置がない場合は、簡易的に市販の窒素またはアルゴンガスで満たしたポリエチレンの大きめの袋の中で扱うことにより、不活性ガス中での取り扱いをすることが出来ます。ただし、取り扱いには十分な注意が必要です。【使い残したものの保管】
よく乾燥したガラス瓶に、使い残したものを不活性ガス中で移し、しっかり栓をしてデシケーターの中に保管するのが最善と考えられます。ただし一度開封したものは品質が徐々に劣化いたしますので、お早めにご使用ください。B.無水ハロゲン化物の取り扱いについて
無水ハロゲン化物もアンプル入りの形態で供給するものですが、一般に大気中の水分との反応性が高く、分解してHCl等のガスを発生しますので、取り扱いには十分な注意が必要です。アンプルの開封方法は、アルコキシドの方法に準じます。必要に応じ防毒マスクなどの保護具を使用してください。
多くの試薬、溶媒と反応し、激しく発熱することがありますのでご注意ください。
使い残したハロゲン化物はドラフト中で大量の水に少しずつ加えて分解するなどの方法で処理し、使い残しをアンプルに再封入したり、瓶に栓をして蓄えることは絶対に行わないでください。内圧上昇により容器が爆発する事があります。
C.アンプル入りで供給されるほかの製品について
低融点アルカリ金属の、Rb、Csは大気中で自然発火する可能性があります。アンプル開封後は不活性ガス中で扱う必要があります。金属アルキルアミドも不活性ガス中で扱う必要があります。ジメチルアミド化合物は、分解して生じるジメチルアミンがガス状のため、使い残しは分解処分をしてください。
主として品質保持のためアンプル入りで供給される薬品、金属dpm塩、Ru(EtCp)2等は大気中でほぼ安定ですが、品質劣化を防ぐため、アンプル入りで供給することがあります。
弊社では、有機金属化合物など様々な商品にてアンプルを使用してご提供しています。
少量からオンラインストアでも販売しております。掲載していない商品でもカスタム対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。