切削加工 -旋盤とフライス盤のご紹介-
切削加工
被加工物(以下、ワーク)を所定の製品形状にするために、様々な加工機を用いて加工していきます。加工には、刃物を使用する場合や砥石を使用する場合などがありますが、今回は刃物を使用して加工を行う切削加工について紹介いたします。切削加工を代表する加工機には、旋盤とフライス盤があります。
旋盤
回転するチャックという治具にワークをとりつけて、バイトと呼ばれる工具をワークにあてて削っていき、形状化する機械です。加工しているときは、ワークを回転させて削っていくことから、加工後のワークの形状は円(筒)形になります。
加工できる最大径:約φ400mm 主な材質:Ti,Al,Ni,Cuなどで使用
フライス盤
フライス盤は、回転する主軸に刃物を取り付け、バイスなどで固定されたワークを削っていき形状化する機械です。刃物を回転させて削っていくために、加工後のワークの形状は四角形になります。フライス盤は、刃物とワークの回転と固定の方式が旋盤とは逆になります。
加工可能な最大サイズ:長辺 約650mm 短辺約150mm 主な材質: Ti,AI,Ni,Cuなどで使用
旋盤加工、フライス加工ともに外径や厚み出しの加工だけではなく、穴あけ、中ぐり、突切りおよびねじ切り加工も可能です。加工時には材料や形状ごとに最適な条件で対応いたします。
加工装置や材質などに関してご質問がありましたら、小さな物ひとつからでもお気軽に弊社までお問合せください。